汗かきの原因と汗が出る理由を徹底的に解説
夏になって気温が高くなってくると、必ず気になるのが汗です。
体がベトベトして気持ち悪かったり、外出をするときに綺麗にオシャレをしても
台無しになってしまったなど、一度や二度は誰でも経験があると思います。
特に汗かきを自覚している人は、もう少しこの汗かきがマシになってほしいと、夏が来るたび憂うつに感じていませんか?
私もかなりの汗かきなので少しでもマシになるように対策をしています。ただその対策をするには『敵』を知る必要があります。
そこで今回は、汗をかく原因とその理由について徹底に解説していきます。
そもそも汗って何?
意識せずにかいている汗ですが、実は汗は血液をもとにつくられていています。
血液中には色々な栄養分が含まれていて、この栄養のなかから特に水分を取り出して体外に排出しているのが汗になります。
汗が出る理由
汗が出る理由は、体温調節をする為です。
人は一定の体温を保った恒温動物で、だいたい人の体温は35〜37度あたりを維持しています。
それ以上になると頭がフラフラしたり体がしんどくなったりすると思いますが、そうならないように体内で熱が生産されたときに、体外へ熱を放出することで熱量のバランスを取り、体温を一定に保とうと役割を果たしているのが汗なのです。
汗が出ると熱がどうして放出されるかというと、水分が蒸発する際に周りの熱を奪う「気化熱」というのがあり、汗もその原理と一緒で気化熱の作用を利用して熱を下げています。
汗の出る汗線は2種類ある
汗が出る理由は上記で述べましたが、汗が出る線のことを汗線といい実は汗の出る汗線は2種類あります。
体温調節のためのエクリン腺
体温調節のために働いていて、汗の量を調節しています。
主に全身に分布し、皮膚の表面から3ミリの程度のところで、真皮層から皮下組織の上部にかけて存在し、
全身に200から300万個存在していていますが、活動をしているのが大体半分くらいと言われています、
エクリン腺から出る汗は90%が水で、わずかにナトリウムやアンモニアなどが含まれており、
通常は弱酸性で問題ないのですが、汗の量が増え、エクリン腺が処理しきれなくなると、アルカリ性の重炭素イオンが増えて、皮膚のアルカリ性が進み悪臭を発します。
エクリン腺からの発汗の種類
●温熱性発汗
暑いときや運動したときなど、体温調節のために体からかく汗。
●精神性発汗
緊張したときや何かに驚いたときに出る冷や汗。手のひらや足の裏、わきの下などから出る。
●味覚性発汗
辛い物を食べたときに額や鼻などにかく汗。引用元: エクリン腺からの発汗の種類
フェロモンと言われる汗を出すアポクリン腺
性的興奮など感じると発汗する汗フェロモン等をアポクリン腺といい一度発汗するとアポクリン腺は分泌されません。
他にも、思春期から壮年期後期にかけて発汗し、ワキの下や乳首、陰部付近に限定されて分布されています。
アポクリン腺は目で見えるほど大きく、特に脇の下を見るとよく見えます。
アポクリン腺の特性として、エクリン腺より栄養分が高く、アルカリ性で菌が増殖しやすくニオイの原因となっています。
皆さんが敏感なワキガも全てアポクイン線から出るもので非常にニオイがきつく嫌われていて、もちろん個人差はありますが、日本人は比較的少ないと言われ欧米人や黒人が強い傾向があります。
しかしながら、それでも気になるという日本人も多く、汗のニオイやワキガのニオイをマシにするサプリなどもよく購入されています。
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アポクリン腺の成分は、エクリン腺に比べ、粘りっけが強く、たんぱく質・脂質・糖質・アンモニア・ピルビン酸・鉄分などさまざまな成分が含まれています。