人は寝ている間も汗をかくものですが、寝汗がひどくて悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
とくに寝汗がひどく夜中に起きてしまう人は気を付けないといけません。なぜなら、それは病気が原因かもしれないからです。
そのためには寝汗とストレスの関係性をしっかり理解して対策をしておくことが大切です。
寝汗の原因
寝汗の原因には様々な理由が考えられます。そもそも寝汗は誰でもかくもので、体の深部体温を下げることによって人は眠りにつきます。ですので、寝汗の量がコップ一杯分ぐらいなら、一般的な量なので何も心配する必要はありません。
ですが、コップ一杯以上だと、服を着替える必要が出てくるの大変でしょう。寝汗がひどい理由が部屋が暑かったりアルコールを摂取していたりすると仕方ありませんが、何も理由が思い浮かばない場合は、体の不調や病気の可能性が考えられます。
寝汗はストレスが一番関係している
寝汗の多くはストレスが原因です。放っておくといろんな病気の元凶となるものなので注意が必要です。
ストレスを抱えていると自律神経のバランスが崩れてしまいます。寝ている時は自律神経の副交感神経が優位になるのでリラックスしていますが、いろいろ悩んでいると寝ている間も交感神経が優位になってしまい、緊張状態が続いてしまいます。
あまり寝汗に悩まない人なら大丈夫ですが、中には、汗がひどくて起きてしまうかもしれないと言う不安から汗の量が増えてしまう人もいるので注意が必要です。
この場合は、ストレスの原因を出来る限りなくすか発散方法を見つけることが大切です。
それだけではなく、寝具を変えて睡眠環境を整えるのもオススメです。
[itemlink post_id="1409"]
心地よく眠れるようにすれば、ストレスの軽減にもなります。ストレスがひどい場合は、うつ病の可能性もあるので注意が必要です。自分一人で抱え込まずに、心療内科か精神科に相談すると良いでしょう。
寝汗とストレスの関係性 その2
更年期の人もストレスが溜まりやすいので注意が必要です。更年期の症状で起こりやすいのが発汗です。
汗の量がひどいと匂いも気になってくるので大きな問題です。
火照ったりのぼせたりして汗が出ることもありますが、更年期はそれとは関係なくひどく汗をかいてしまう場合があり、これは、女性ホルモンの一種のエストロゲンの分泌量が低下するのが原因です。
エストロゲンの分泌が減少してホルモンバランスが崩れてしまうと、自律神経も乱れてしまいます。自律神経には汗腺を調節する働きがあるので、自律神経が乱れてしまうと急に発汗してしまいます。
更年期の発汗には精神性発汗が特徴的です。
これは、不安を感じたりイライラしたりした時に交感神経が優位になって、緊張状態が続いてしまいます。
そうなると、ストレスが溜まり発汗しやすくなってしまうのです。
更年期の発汗は多汗症と同じくらい汗をかいてしまう場合がありますが、多汗症と違って顔や首筋、胸などに汗をかいてしまいます。ひどい場合は手足が冷えていても顔や首筋、胸などに汗をたくさんかいてしまい場合があるのです。これは、寝汗でも同じ事が言えます。
個人差はありますが、運動した時の発汗は比較的汗はサラッとしていて、更年期の精神的発汗の場合は、汗がベタベタしている場合が多く乾きにくいのが特徴です。サラッとしている汗と違ってベタベタした汗はアンモニアなどの匂いの物質が含まれています。ですので、寝ている間にベタベタした汗をかいてしまうと、寝具に匂いが残ってしまうので手入れも大変です。
寝ている間に汗をかくという事は緊張している状態ですので、何度も起きてしまう事があります。これがストレスの原因になり、睡眠障害になってしまう場合があるので気を付けないといけません。
リラックスするためには寝る前に音楽を聴いたりアロマオイルを使ってみたりすると良いです。
そうすると、副交感神経が優位になるのでリラックス出来ます。