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「冬になると、頭がムズムズかゆい」
「黒いコートの肩に、白いフケが落ちていて焦った」
頭皮のかゆみやフケは、人目が気になるうえに、仕事中もつい頭に手がいってしまうつらい悩みですよね。
先に結論をお伝えすると、冬の頭皮トラブルは「乾燥によるもの」と「皮脂や蒸れによるもの」でケアが逆になるのがポイントです。まず自分のフケのタイプを知り、洗い方とシャンプーを合わせることで、かゆみやフケが落ち着くこともあります。それでも続く場合は、皮膚科で相談できる病気のこともあります。
この記事では、冬に頭皮がかゆくなる原因から、今日からできる対策、シャンプーの選び方、受診の目安までわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 自分のフケが「乾燥タイプ」か「脂っぽいタイプ」かの見分け方
- 冬に頭皮がかゆくなる原因(乾燥・ニット帽の蒸れ・洗い方)
- 今日からできる頭皮ケアと、シャンプーの選び方(タイプ別の比較)
- 皮膚科を受診したほうがよい目安
まずチェック:あなたのフケはどのタイプ?
フケには大きく分けて2つのタイプがあり、タイプによって合うケアがちがいます。当てはまるものを確認してみてください。
| タイプ | よくある状態 | ケアの方向 |
|---|---|---|
| 乾燥タイプ | 細かくパラパラした白いフケ/頭皮がつっぱる・カサカサする | 洗いすぎを避けて、うるおいを守る |
| 脂っぽいタイプ | 大きめでしっとりしたフケ/洗っても1日でベタつく/赤みがある | 皮脂と菌が増えにくい頭皮環境に整える |
冬は乾燥タイプが増えやすい季節ですが、ニット帽や暖房で蒸れると、脂っぽいタイプのトラブルが起きることもあります。
冬に頭皮がかゆくなる4つの原因

原因1:空気の乾燥と暖房
冬は湿度が下がり、暖房でさらに空気が乾きます。顔や手と同じように頭皮もうるおいが失われ、肌を守る力(バリア機能)が弱まって、かゆみを感じやすくなります。
原因2:熱いお湯と洗いすぎ
寒い日は熱いシャワーを浴びたくなりますが、熱いお湯は頭皮に必要な皮脂まで落としてしまいます。洗浄力の強いシャンプーで1日に何度も洗ったり、爪を立ててゴシゴシ洗ったりするのも、乾燥やかゆみの原因になります。
原因3:ニット帽やフードの蒸れ
ニット帽をかぶったまま暖房の効いた室内にいると、頭皮が汗で蒸れます。汗と皮脂が混ざった状態が続くと、頭皮にもともといる菌が増えやすくなり、かゆみやニオイにつながることがあります。
汗が頭皮のかゆみにつながる仕組みは、こちらの記事で詳しく解説しています。
原因4:髪をしっかり乾かさずに寝る
冬は髪が乾きにくく、半乾きのまま寝てしまいがちです。頭皮が湿ったままだと、蒸れた状態が長く続きます。反対に、ドライヤーの熱風を近くから当て続けるのも乾燥の原因になります。
今日からできる冬の頭皮ケア5つ
①シャワーは「ぬるめ」にする
頭を洗うお湯は、熱すぎない「ぬるめ」がおすすめです。熱すぎるお湯は皮脂を落としすぎて、乾燥につながることがあります。寒いときは、体はお湯につかって温め、頭を洗うときだけ温度を少し下げると続けやすくなります。
②爪を立てず、指の腹でやさしく洗う
シャンプーは手のひらで泡立ててから頭皮にのせ、指の腹でマッサージするように洗います。すすぎ残しもかゆみの原因になるので、洗う時間より長めにすすぐくらいの気持ちで流しましょう。
③洗ったらすぐ、根元から乾かす
タオルで頭皮を押さえるように水分を取り、ドライヤーは20cmほど離して根元から乾かします。頭皮が乾いたら、毛先は冷風で仕上げると熱が当たりすぎません。
④室内ではニット帽を脱ぐ・こまめに洗う
暖かい室内に入ったら、ニット帽やフードは脱いで頭皮を休ませましょう。帽子にも汗や皮脂がつくので、洗えるものはこまめに洗い、洗えないものは風通しのよい場所で干してから使います。
⑤乾燥タイプは、頭皮用の保湿剤をプラス
乾燥でつっぱる感じがある人は、洗ったあとに頭皮用の保湿ローションを使う方法もあります。加湿器で部屋の湿度を保つのも、頭皮と肌の乾燥対策になります。
頭皮の汗が多く、ベタつきやニオイも気になる人は、こちらも参考にしてください。
頭皮のかゆみ・フケ対策シャンプーの選び方

シャンプーを選ぶポイントは、「医薬部外品かどうか」と「フケのタイプに合っているか」の2つです。
ポイント1:「医薬部外品(薬用)」の表示を確認する
フケ・かゆみを防ぎたいなら、パッケージに「医薬部外品」や「薬用」と書かれたシャンプーを選びましょう。国に認められた有効成分が、決められた量で配合されています。
ポイント2:フケのタイプに合った成分・使用感を選ぶ
| タイプ | 特徴 | 価格帯の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 低刺激・保湿重視の薬用シャンプー | 洗浄成分がマイルドで、消炎成分などを配合したもの | 1,000円〜2,000円前後 | 乾燥タイプ・敏感肌の人 |
| 抗真菌成分配合の薬用シャンプー | フケの原因になる菌に着目した成分を配合したもの | 1,500円〜3,000円前後 | 脂っぽいタイプ・ベタつきやニオイもある人 |
| 頭皮用保湿ローション | 洗ったあとの頭皮に直接つけてうるおいを与える | 1,000円〜2,000円前後 | シャンプーを変えてもつっぱり感がある人 |
※価格帯は記事執筆時点(2026年10月)の一般的な目安(税込)です。商品や販売店、時期によって変わります。
新しいシャンプーや頭皮用ローションで赤み・ヒリヒリ感が出たら、すぐに使用をやめてください。傷やただれがある場合は、自己判断で使わず皮膚科に相談しましょう。
タイプ別に使いやすい薬用ヘアケア
ここでは、ドラッグストアや通販で手に入りやすい医薬部外品のシャンプーと、頭皮用の保湿ローション(化粧品)を紹介します。順位ではなく、フケのタイプに合わせて選んでください。
脂っぽいタイプに:コラージュフルフルネクスト シャンプー(医薬部外品)
持田ヘルスケアの「コラージュフルフルネクスト シャンプー」は、有効成分としてミコナゾール硝酸塩とピロクトンオラミンを配合した薬用シャンプーです。効能・効果として「フケ・かゆみを防ぐ」と表示されています。「すっきりさらさらタイプ」と、頭皮が乾燥しやすい人向けの「うるおいなめらかタイプ」があります。
PR・商品リンク
※画像は楽天市場の販売ページより。価格・在庫・仕様はリンク先で最新情報をご確認ください。
乾燥・敏感なタイプに:キュレル シャンプー(医薬部外品)
花王の「キュレル シャンプー」は、乾燥性敏感肌を考えた薬用シャンプーです。消炎剤のグリチルリチン酸ジカリウム(有効成分)を配合し、弱酸性・無香料・無着色とされています。洗いすぎによる乾燥が気になる人に向いています。
つっぱり感があるなら:キュレル 頭皮保湿ローション(化粧品)
同じくキュレルの「頭皮保湿ローション」は、洗ったあとの頭皮に直接つけるタイプです。こちらは医薬部外品ではなく化粧品で、潤い成分(セラミド機能成分・ユーカリエキス)を配合し、メーカーは「フケ・かゆみをおさえる」と説明しています。シャンプーを変えてもカサつきが気になる人は、組み合わせて使う方法もあります。
こんなときは皮膚科へ。脂漏性皮膚炎のこともある
脂っぽいフケと赤みが続く場合は、「脂漏性(しろうせい)皮膚炎」の可能性があります。これは、皮脂の多い場所に赤みやフケが出る皮膚の病気で、皮膚にいるカビの一種(マラセチア)が関係していると考えられています。皮膚科では、症状に合わせて塗り薬などが処方されます。
皮膚科の受診を考えたい目安
- 洗い方やシャンプーを変えて2〜3週間たっても、かゆみやフケが変わらない
- 頭皮が赤い、ジュクジュクする、かさぶたができている
- 生え際・眉・鼻のわきなどにも、赤みやフケのようなものが出ている
- かゆみで眠れない、かきこわして血が出る
- 抜け毛が急に増えた
フケやかゆみは、湿疹や乾癬(かんせん)など、ほかの皮膚の病気でも起こります。見た目だけで自己判断せず、気になる症状が続くときは皮膚科に相談してください。
冬の頭皮のかゆみ・フケのよくある質問
Q. 冬は毎日シャンプーしないほうがいい?
乾燥が気になる人でも、汗や皮脂、整髪料は毎日たまります。基本は1日1回、ぬるめのお湯でやさしく洗うのがおすすめです。洗う回数より、洗い方とすすぎを見直しましょう。
Q. 頭皮のニオイも気になります。関係はありますか?
ニット帽の蒸れや皮脂は、頭皮のニオイの原因にもなります。とくに後頭部のニオイは、30〜40代に出やすい「ミドル脂臭」のこともあります。
Q. ワックスやスプレーなどの整髪料は使っても大丈夫?
整髪料はなるべく髪につけ、頭皮に直接つかないようにしましょう。頭皮に残ると、皮脂と混ざってベタつきやかゆみの原因になることがあります。使った日は、その日のうちにシャンプーでしっかり落とし、すすぎを丁寧にすることが大切です。かゆみが強い時期は、整髪料の量を減らすのも1つの方法です。
Q. 子どもの頭皮がかゆがるときは?
子どもの頭皮のかゆみは、乾燥や汗のほか、湿疹やアタマジラミなどが原因のこともあります。大人用の商品を使う前に、小児科や皮膚科に相談しましょう。
まとめ:冬の頭皮は「タイプを知って、やさしく洗う」
- フケには乾燥タイプと脂っぽいタイプがあり、ケアの方向がちがう
- 冬の原因は、乾燥・熱いお湯・洗いすぎ・ニット帽の蒸れ
- ぬるめのお湯で、指の腹でやさしく洗い、すぐ乾かす
- シャンプーは「医薬部外品」で、フケのタイプに合ったものを選ぶ
- 赤みやジュクジュクが続くなら、脂漏性皮膚炎などの可能性も考えて皮膚科へ
冬の頭皮のかゆみは、毎日の洗い方を見直すことで楽になることもある悩みです。まずは今夜のシャワーの温度を少し下げることから始めてみてください。
※この記事は一般的な情報をまとめたもので、効果には個人差があります。症状が気になる場合は医師にご相談ください。商品の価格や仕様は記事執筆時点(2026年10月)の情報です。
