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「お座敷の居酒屋で、ブーツを脱ぐのがこわい」
「玄関にブーツを置いておくだけで、なんとなく臭う」
冬のおしゃれに欠かせないブーツですが、脱いだ瞬間のニオイは人に知られたくない悩みですよね。冬は汗をかかないつもりでも、ブーツの中は思った以上に蒸れています。
先に結論をお伝えすると、ブーツの臭い対策は「その日のうちに湿気を抜く」「同じブーツを続けて履かない」「足と靴下を清潔にする」の3つが基本です。消臭スプレーはその仕上げとして使うと、ニオイが残りにくくなります。
この記事では、ブーツが臭くなる原因から、今日からできる対策、乾燥グッズや消臭スプレーの選び方まで、順番にわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 冬のブーツが臭くなる3つの原因
- 脱いだ後・履く前・足のケアで今日からできる対策
- 乾燥グッズ・消臭スプレー・中敷きの選び方(タイプ別の比較)
- ニオイ以外の症状があるときの受診の目安
ブーツが臭くなる原因は「汗・蒸れ・雑菌」
ブーツのニオイは、ブーツそのものが臭いわけではありません。足の汗や古い角質を、皮膚や靴の中にいる雑菌が分解するときに出るニオイが、ブーツの中にこもっている状態です。
原因1:足の裏は冬でも汗をかいている
足の裏は汗腺が多い場所で、寒い季節でも汗をかいています。暖房の効いた電車やお店に入ると、ブーツの中の温度が上がり、さらに汗をかきやすくなります。
原因2:ブーツは通気性が悪く、湿気が逃げにくい
スニーカーとちがい、ブーツは足首やふくらはぎまで覆うため、空気の出口がほとんどありません。かいた汗が蒸発できず、ブーツの中が「温かくて湿った状態」になり、雑菌が増えやすくなります。
原因3:湿気が残ったまま、次の日も履いている
一度しみこんだ汗は、一晩では乾ききらないことがあります。湿ったまま次の日も履くと、雑菌のエサになる汗や皮脂がどんどんたまり、ニオイが取れにくくなっていきます。下駄箱に入れっぱなしにするのも、湿気がこもる原因です。
冬に汗が臭いやすくなる理由は、こちらの記事でも解説しています。
今日からできるブーツの臭い対策6つ

①脱いだらすぐ下駄箱に入れず、風通しのよい場所へ
脱いだ直後のブーツは、汗の湿気をたっぷり含んでいます。すぐに下駄箱にしまわず、玄関の床やベランダの日陰など、風が通る場所にしばらく置いておきましょう。ファスナーがあるブーツは、開けておくと中の空気が入れかわりやすくなります。
②その日のうちに中の湿気を抜く
ロングブーツは、口から風を入れても奥まで乾きにくいのが難点です。繰り返し使える靴用の乾燥剤や、靴乾燥機を使うと、つま先まで湿気を抜きやすくなります。新聞紙を丸めて入れる方法も手軽ですが、湿ったら取りかえるようにしましょう。
ドライヤーの熱風を近くから当てたり、直射日光に長時間当てたりすると、革や合皮が傷んだり、ひび割れたりすることがあります。熱を使うときは、ブーツの素材と製品の説明書を確認してください。
③同じブーツを2日続けて履かない
手軽に取り入れやすいのが、ローテーションです。ブーツを2足以上用意して、1日履いたら1〜2日休ませるだけで、中が乾く時間をしっかりとれます。お気に入りの1足を毎日履く人ほど、ニオイがこもりやすいので注意しましょう。
④中敷きを入れて、こまめに洗う・取りかえる
ブーツの中は洗いにくいですが、中敷き(インソール)なら取り外して洗ったり、乾かしたりできます。汗や皮脂は中敷きにしみこみやすいので、中敷きを「洗える部分」として使うと、ブーツ本体にニオイが移りにくくなります。
⑤靴下は吸湿性のある素材を選び、替えを持ち歩く
綿やウールなど、汗を吸いやすい素材の靴下は、蒸れを感じにくくなります。暖房の効いた場所で長時間過ごす日は、替えの靴下を1足持っていくと安心です。靴下そのもののニオイが気になる人は、こちらも参考にしてください。
参考:自分の靴下がかなり臭いのはなぜ?靴下から臭いがする人の特徴や予防策
化学繊維の服や靴下が汗臭くなりやすい理由は、こちらで解説しています。
⑥足そのものを清潔にする
ブーツをいくら乾かしても、足に汗や角質が残っていればニオイは戻ってきます。お風呂では、指の間やかかとまで石けんで洗い、上がったら指の間までしっかり水分を拭くことを習慣にしましょう。かかとの硬い角質は、削りすぎない範囲でやさしくケアします。
ブーツの臭い対策グッズの選び方
ブーツ用のグッズは、大きく分けて「乾かすもの」「消臭するもの」「汗を受けとめるもの」の3種類です。ニオイの元は湿気なので、まずは乾かすグッズを1つ持っておくのがおすすめです。
| タイプ | 特徴 | 価格帯の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 靴用乾燥剤(繰り返し使える) | 入れておくだけで湿気を吸う。電気がいらない | 数百円〜2,000円前後 | まず手軽に始めたい人・ブーツが数足ある人 |
| 靴乾燥機(家電) | 温風でつま先まで乾かす。脱臭機能つきの機種も | 数千円〜1万円前後 | 毎日ブーツを履く人・雨や雪の日によく履く人 |
| 靴用消臭スプレー | 脱いだ後にシュッとかけるだけ。持ち歩けるサイズも | 数百円〜1,000円前後 | 乾かしたうえで仕上げをしたい人 |
| 中敷き(インソール) | 汗を受けとめ、取り外して洗える・交換できる | 数百円〜2,000円前後 | ブーツ本体を洗えない人・サイズを微調整したい人 |
※価格帯は記事執筆時点(2026年10月)の一般的な目安(税込)です。商品や販売店、時期によって変わります。
ロングブーツは「奥まで届くか」をチェック
乾燥剤や乾燥機のノズルが短いと、ロングブーツのつま先まで届きません。ロングブーツの人は、細長いスティック型の乾燥剤や、ブーツ対応とされている靴乾燥機を選ぶと失敗しにくくなります。
消臭スプレーは「素材に使えるか」を確認
スエードや本革のブーツは、水分でシミになることがあります。スプレーを使う前に、商品の注意書きで使える素材を確認し、目立たない場所で試してから使いましょう。
ブーツの臭い対策に使いやすいアイテム

ここでは、ドラッグストアや通販で手に入りやすく、目的がはっきりしているアイテムを紹介します。順位ではなく、目的別に選んでください。
しっかり乾かしたい人:脱臭くつ乾燥機(家電)
アイリスオーヤマの「脱臭くつ乾燥機 カラリエ」は、温風で靴の中を乾かす家電です。販売ページでは、オゾンによる脱臭機能や、2足同時に乾かせる伸縮式のダブルノズル、革靴モードなどが紹介されています。毎日ブーツを履く人や、雪や雨でブーツが湿りやすい地域の人に向いています。ロングブーツのつま先まで届くかは、ノズルの長さを購入前に確認してください。
電気を使わず手軽に:繰り返し使える靴用乾燥剤(雑貨)
シリカゲルなどの乾燥剤を使った靴用の除湿グッズは、脱いだブーツに入れておくだけで湿気を吸ってくれます。天日干しなどで繰り返し使えるタイプなら、何足か持っている人でも続けやすいのがメリットです。
乾かした後の仕上げに:靴用の消臭・抗菌スプレー(雑貨)
ドクター・ショールの「消臭・抗菌 靴スプレー」は、靴の中にスプレーして使う靴用消臭剤です。無香料のほか香りつきのもの(ベビーパウダーの香りなど)もあります。素材ごとの使用可否はメーカーの情報で確認できなかったため、使う前に商品の注意書きでブーツの素材に使えるかを確認し、スエードや本革は目立たない場所で試してから使いましょう。
迷ったときの組み合わせ:毎日履く人は「乾燥機+スプレー」、週に数回の人は「乾燥剤+スプレー」。どちらの場合も、ローテーションと中敷きの交換を合わせると、ニオイがこもりにくくなります。
ニオイ以外の症状があれば皮膚科へ
足のニオイの多くは、汗と蒸れによるものです。ただし、かゆみや皮むけなどがある場合は、水虫(足白癬)など皮膚の病気が関係していることもあります。
皮膚科の受診を考えたい目安
- 指の間がかゆい、皮がむける、ジュクジュクしている
- 足の裏に小さなくぼみや、白くふやけた部分がある
- 爪が白く濁る、厚くなる
- 対策を続けても、ニオイがまったく変わらない
水虫かどうかは、見た目だけでは判断できません。市販薬を使う前に、一度皮膚科で検査を受けると安心です。
ブーツの臭いのよくある質問
Q. ブーツに10円玉を入れるとニオイが取れるって本当?
銅には雑菌を増えにくくする性質があると言われますが、10円玉を数枚入れただけで、ブーツの湿気が抜けるわけではありません。まずは乾燥とローテーションを優先し、気になる人は補助的に試す程度に考えましょう。
Q. 重曹を入れても大丈夫?
重曹は、お茶パックなどに入れてブーツに置く方法がよく知られています。粉が直接ブーツにつくと、革や布の色が変わることがあるので、こぼれないように包んで使いましょう。
Q. シーズンが終わったブーツは、どうしまえばいい?
汚れを落とし、数日かけて中までしっかり乾かしてからしまいます。シューキーパーや丸めた紙を入れて形を整え、湿気がこもらない場所で保管しましょう。乾燥剤を一緒に入れておくと、湿気がこもりにくくなります。
Q. 冬は汗をかかないのに、なぜブーツが臭うの?
足の汗は、暑さを感じていないときにも少しずつ出ています。ブーツの中は外より温かく、汗が乾きにくいので、自覚がなくても湿気がたまりやすいのです。汗をかく仕組みは、こちらで解説しています。
まとめ:ブーツの臭いは「乾かす・休ませる・清潔に」で防ぐ
- ブーツのニオイの元は、汗・蒸れ・雑菌
- 脱いだらすぐしまわず、その日のうちに湿気を抜く
- 同じブーツを続けて履かず、1〜2日休ませる
- 中敷きは「洗える部分」として使い、こまめに手入れする
- 消臭スプレーは、乾かした後の仕上げに使う
- かゆみや皮むけがあれば、皮膚科に相談する
ブーツのニオイは、毎日のちょっとした習慣で防ぎやすくなります。まずは今夜、脱いだブーツを下駄箱に入れず、風通しのよい場所に置くことから始めてみてください。
※この記事は一般的な情報をまとめたもので、効果には個人差があります。症状が気になる場合は医師にご相談ください。商品の価格や仕様は記事執筆時点(2026年10月)の情報です。
