人は眠っている間も汗をかくものですが、寝汗がひどくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
とくに寝汗で夜中に目が覚めてしまう場合は注意が必要です。背景に病気が隠れている可能性があるからです。
そのためにも、寝汗とストレスの関係性を正しく理解し、対策をしておくことが大切です。
寝汗の原因
寝汗にはさまざまな原因が考えられます。そもそも寝汗は誰もがかくもので、体の深部体温を下げることで人は眠りについています。そのため、寝汗の量がコップ1杯程度であれば一般的な範囲内であり、過度に心配する必要はありません。
ただし、コップ1杯以上の寝汗をかき、着替えが必要になるほどであれば話は別です。室温が高かったりアルコールを摂取していたりするなど理由が明確な場合は問題ありませんが、とくに思い当たる原因がない場合は、体の不調や病気が隠れている可能性も考えられます。
寝汗とストレスの関係
寝汗の多くは、ストレスが原因で起こります。放っておくとさまざまな不調の引き金になることもあるため、注意が必要です。
ストレスを抱えていると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。本来、就寝中は副交感神経が優位になりリラックスした状態になるはずですが、悩みやストレスを抱えていると、寝ている間も交感神経が優位なままになり、緊張状態が続いてしまうのです。
寝汗自体をあまり気にしない方であれば問題ありませんが、「また汗で目が覚めてしまうかもしれない」という不安そのものが、さらに発汗量を増やしてしまうケースもあるため注意しましょう。
この場合は、ストレスの原因をできる限り取り除くか、発散方法を見つけることが大切です。それに加えて、寝具を見直し、睡眠環境を整えることもおすすめです。
下記のような商品で対策することもできます
寝汗対策におすすめのアイテム
寝具の見直しは、寝汗対策の中でも効果を実感しやすい方法のひとつです。
とくに吸湿性・速乾性に優れた寝具やパジャマに変えるだけで、
寝苦しさが軽減されるケースも多くあります。
おすすめ商品(寝汗対策)
①接触冷感・吸湿速乾の敷きパッド
寝汗対策で一番効果を実感しやすいのがこのジャンルです。アイリスオーヤマの強冷感敷きパッドは、冷感値の高さに加えて吸放湿わたを使用しており、寝汗を素早く吸収・放出する仕様になっています。ニトリのNクールシリーズも定番で根強い人気です。
②吸湿速乾パジャマ
パジャマ選びでは、吸湿速乾性に優れた素材を選ぶのがポイントです。ユニクロのエアリズムパジャマのように接触冷感タイプも人気ですが、
寝汗の量そのものが気になる方には、背中部分にパイル素材を使い吸水力を高めたグンゼ「寝るテコ」シリーズもおすすめです。
③抗菌・消臭加工の枕カバー・シーツ
寝汗のにおい移り対策として、洗い替えしやすい抗菌防臭タイプがおすすめです。
ドラッグストアや寝具専門店、ネット通販でも手に入りやすいので、
今の寝具に不満を感じている方は、素材表示をチェックしてみてください。
心地よく眠れる環境を整えることは、ストレスの軽減にもつながります。ストレスの度合いがひどい場合は、うつ病が隠れている可能性もあるため注意が必要です。一人で抱え込まず、心療内科や精神科に相談することをおすすめします。
更年期と寝汗の関係
更年期の方も、ストレスを溜め込みやすいため注意が必要です。更年期症状の中でもとくに起こりやすいのが発汗で、汗の量が増えることでにおいが気になるという声も多く聞かれます。
ほてりやのぼせに伴う発汗とは別に、更年期特有の発汗が見られることもあり、これは女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量低下が原因とされています。エストロゲンの分泌が減少しホルモンバランスが乱れると、自律神経にも影響が及びます。自律神経には汗腺の働きを調節する役割があるため、乱れが生じると急な発汗につながるのです。
更年期の発汗で特徴的なのが「精神性発汗」です。不安やイライラを感じた際に交感神経が優位になり、緊張状態が続くことで発汗しやすくなります。
更年期の発汗量は多汗症と同程度になることもありますが、多汗症とは異なり、顔や首筋、胸まわりに集中して汗をかきやすいのが特徴です。手足は冷えているのに、顔や首筋、胸だけに大量の汗をかくというケースも見られ、これは寝汗にも共通する傾向です。
個人差はあるものの、運動による発汗はさらっとしているのに対し、更年期の精神性発汗はベタベタして乾きにくいという特徴があります。さらっとした汗と違い、ベタベタした汗にはアンモニアなどのにおい成分が含まれやすく、寝ている間にこうした汗をかくと寝具ににおいが残りやすくなるため、お手入れにも注意が必要です。
寝ている間の発汗は、体が緊張状態にあることを意味するため、何度も目が覚めてしまうことがあります。これが新たなストレスとなり、睡眠障害につながるおそれもあるため注意しましょう。
リラックスするためには、就寝前に音楽を聴いたり、アロマオイルを取り入れたりするのがおすすめです。副交感神経が優位になり、自然とリラックスしやすくなります。
