本記事はプロモーション(広告)を含みます。
風邪や鼻炎で何度も鼻をかんでいると、鼻の下が赤くなり、洗顔料や化粧水がしみてヒリヒリしてきます。
鼻のかみすぎで鼻の下がヒリヒリするときは、ティッシュでこする摩擦と、鼻水でぬれた状態が続くことが一因として考えられます。対策は「こすらずにかむ・押さえて拭く」「ワセリンなどで皮膚を覆って守る」「鼻水そのものを減らすために耳鼻咽喉科で相談する」の3つです。黄色いかさぶたやジュクジュク、小さな水ぶくれが出てきたときは、ただの肌荒れではない可能性があるので皮膚科へ。
この記事でわかること
- 鼻のかみすぎで鼻の下が赤く・ヒリヒリする理由
- 鼻の下をこすらない、鼻のかみ方と拭き方
- ワセリンで鼻の下を保護するときの塗り方
- とびひ・ヘルペスなど、皮膚科に相談したいサイン
- 鼻水が続くときの耳鼻咽喉科の受診
鼻のかみすぎで鼻の下がヒリヒリ・赤くなる理由
ティッシュで何度もこする摩擦
鼻の下は、鼻をかむたびにティッシュが当たる場所です。1回の刺激は小さくても、何度もこするうちに赤くなりやすくなります。乾いたティッシュで「ぬぐい取る」ように拭くと、そのぶん摩擦も大きくなります。
鼻水でぬれたままの状態が続く
物が皮膚に触れて起こる「刺激性接触皮膚炎」は、強い洗剤などだけでなく、尿や唾液などの体液で皮膚が長くぬれた状態でも起こることがあり、かゆみよりも痛みが出やすいとされています(出典:MSDマニュアル家庭版「接触皮膚炎」)。鼻水が出続けて鼻の下がぬれる、拭く、またぬれる、をくり返すことも、同じように皮膚の負担になると考えられます。
マスクのこすれと、冬の乾いた空気
荒れた鼻の下にマスクのふちや鼻のワイヤー部分が当たると、話すたびにこすれて、刺激が重なることがあります。また、冬は外気の乾燥や暖房で室内の湿度が下がり、皮膚が乾燥しやすい環境になります(参考:日本皮膚科学会「皮脂欠乏症診療の手引き2021」)。
鼻の下をこすらない、鼻のかみ方と拭き方

鼻のかみ方は、耳の健康のためにも見直したいポイントです。世田谷区の子育て向け資料では、力強くかんだときに鼻と耳をつなぐ管(耳管)から細菌が耳の奥に入り、中耳炎を起こすことがあると説明され、次のかみ方がすすめられています(出典:世田谷区「鼻のかみ方で気をつけることは何でしょうか?」)。
- 片方ずつかむ:片方の鼻を軽く押さえて、もう片方からかみます
- 口から大きく息を吸う
- 口を閉じて、ゆっくり小刻みにかむ:力強く一気にかまないようにします
鼻の下の拭き方も変えましょう。
- こすらず「押さえて」吸い取る:ティッシュを鼻の下に当て、軽く押さえて水分を吸わせます。左右にぬぐいません
- やわらかいティッシュを使う:かむ回数が多い時期は、肌あたりのやわらかい保湿タイプのティッシュに替えるのも一つの方法です
- ぬれたままにしない:鼻水がついたら早めに押さえ拭きし、ぬれた状態を長く続けないようにします
- 洗顔は泡でなでるように:鼻の下を指でこすり洗いしません
小さな子どもで上手にかめない場合は、大人が片方の鼻を押さえて声をかけながら練習すると、かむ習慣がつきやすいとされています(上記の世田谷区の資料より)。
ワセリンで鼻の下を保護する塗り方
こすれやぬれから鼻の下を守るには、ワセリンのような油分で皮膚の表面を覆う方法があります。医薬品の白色ワセリン製剤には、効能・効果に「皮膚のあれ、その他皮膚の保護」が含まれるものがあり、用法は「患部にうすく塗る」とされています(出典:PMDA「プロペト ピュアベールa」添付文書情報)。
- 鼻の下の水分を押さえて取る:鼻水がついたままの上から塗らないようにします
- 少量を指先にとる:一度にたくさん取らず、足りなければ足します
- こすらず、うすくのせる:赤くなっている部分に、トントンと置くようにのばします
- 拭いて取れたら、うすく塗り直す:量や使い方に迷うときは、薬剤師・登録販売者に確認します
塗る前に鼻の下の水分や汚れを押さえて取り、うすく塗るのがコツです。添付文書では、目に入らないように注意すること、外用にのみ使うこと、子どもに使うときは保護者の指導監督のもとで使うことも書かれています。鼻の穴の中ではなく、鼻の下の皮膚に使いましょう。
ワセリン製剤の添付文書では、湿潤やただれのひどい人、薬などでアレルギー症状を起こしたことがある人は、使う前に医師・薬剤師・登録販売者に相談するよう書かれています(上記PMDAより)。ジュクジュクしている、黄色い汁やかさぶたがある場合は、塗って様子を見るより先に皮膚科へ。
鼻の下の荒れ対策に使える市販品2つ
「守る」ワセリンと「こすれを減らす」ティッシュを1つずつ紹介します(順位ではありません)。
| 商品名 | 区分 | 容量 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| プロペト ピュアベールa | 第3類医薬品 | 100g | 赤くなった鼻の下にうすく塗って保護 |
| ネピア 鼻セレブ ティシュ | 雑貨(ティッシュペーパー) | 400枚(200組)×3箱 | 鼻をかむ回数が多い時期の普段使い |
鼻の下の保護に:プロペト ピュアベールa(第3類医薬品)
有効成分は日本薬局方の白色ワセリンで、添加物としてジブチルヒドロキシトルエン(BHT)がごく少量配合されている皮膚保護薬です。効能・効果は「手足のヒビ、アカギレ、皮膚のあれ、その他皮膚の保護」で、患部にうすく塗って使います。PMDAの情報では、白色ワセリンをさらに精製した「ベタつきが少なく、伸びが良い」ワセリンと説明されています(出典:PMDA「プロペト ピュアベールa」添付文書情報)。使用後に発疹・発赤・かゆみが出た場合は、使用を中止して相談するよう書かれています。
かむ回数が多い時期に:ネピア 鼻セレブ ティシュ(雑貨)
保湿タイプのティッシュです。メーカーは、独自の「トリプル保湿」と植物性スクワランを特長としてあげ、かぜや花粉の時期に向くと案内しています(出典:王子ネピア「ネピア 鼻セレブ ティシュ」商品情報)。ティッシュは雑貨で、肌荒れを治すものではありません。押さえ拭きと組み合わせて使いましょう。
ただの荒れではないかも?とびひ・ヘルペスのサイン
鼻の下の赤みが、細菌やウイルスの感染症のこともあります。次のような変化があれば皮膚科で診てもらいましょう。
黄色いかさぶた・ジュクジュクは「とびひ」の可能性
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、鼻の下から始まるとびひ(伝染性膿痂疹)がしばしばみられること、鼻の穴の入り口にはその原因菌がたくさんいることが説明され、鼻を触らないことや、爪を短く切ってかきむしらないことが予防として紹介されています(出典:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「とびひの予防はどうしたらよいですか?」)。とびひには、小さな水ぶくれができて破れ、ただれが周りに広がっていくタイプ(出典:同「水疱性膿痂疹の症状はどのような状態ですか?」)と、赤く腫れたところに膿のぶつぶつができて厚いかさぶたになり、痛みや発熱・リンパ節の腫れ・のどの痛みを伴うこともあるタイプがあります(出典:同「痂皮性膿痂疹の皮膚症状はどのような状態ですか?」)。とびひは通常は子どもに多いものの、まれにおとなもなるとされています(出典:同「とびひは子どもだけですか?おとなもなりますか?」)。
小さな水ぶくれが集まるのは「ヘルペス」の可能性
単純ヘルペスウイルスによる単純疱疹では、皮膚や粘膜に小さな水ぶくれやただれができ、再発するときは同じ場所にくり返し出るのが特徴とされています(出典:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「単純疱疹はどういう病気ですか?」)。発熱や紫外線、ストレスなどの刺激が再発のきっかけになるとされています(出典:同「再発はどのようにして起こりますか?」)。ヘルペスは目に感染することもあり(出典:同「単純疱疹の好発部位はありますか?」)、目の痛み・なみだ目・充血・見えにくさがあるときは眼科へ(参考:日本眼科医会「角膜の病気」)。
| 見た目・様子 | 考えられること | どうするか |
|---|---|---|
| 赤い・ヒリヒリするが、乾いている | 摩擦や鼻水による刺激の荒れ | 押さえ拭き+ワセリンで保護して様子を見る |
| 黄色いかさぶた、ジュクジュク、ただれが広がる | とびひ(伝染性膿痂疹)の可能性 | 触らず、早めに皮膚科へ |
| 小さな水ぶくれが集まる、同じ場所にくり返す | 単純ヘルペスの可能性 | つぶさず、早めに皮膚科へ |
| 赤み・腫れ・痛みが広がる、熱がある | 感染などの可能性 | 早めに医療機関へ |
上の表は目安です。とびひやヘルペスが疑われるときは、市販薬やワセリンで様子を見ず、皮膚科で診断を受けてください。患部を触った手で他の場所を触らないようにしましょう。
鼻水そのものを減らすことも大事
鼻をかむ回数が減らないと、鼻の下の荒れはくり返しがちです。鼻水やくしゃみが長く続くなら、原因を調べましょう。
埼玉県の案内では、アレルギー性鼻炎は症状の時期やきっかけ、鼻の診察、アレルギー検査を組み合わせて判断するとされ、鼻水は透明でサラサラしているのが特徴です。片側だけ鼻水が続く、鼻水が黄色や緑色、出血や強い痛みがある場合は、副鼻腔炎などほかの病気の可能性もあるため、早めに耳鼻咽喉科を受診するよう書かれています(出典:埼玉県「鼻水やくしゃみが続きます。アレルギー性鼻炎かどうかは、どう調べますか?」)。
鼻の穴の中が痛い、かさぶたや出血をくり返すといった鼻の中の症状は、耳鼻咽喉科で相談しましょう。
こんな鼻の下の症状は皮膚科・耳鼻咽喉科へ
受診の目安
- 黄色いかさぶた、ジュクジュク、ただれが出てきた・広がる(皮膚科)
- 小さな水ぶくれが集まっている、同じ場所にくり返しできる(皮膚科)
- 赤み・腫れ・痛みが広がる、強く痛む、発熱やのどの痛みがある(早めに皮膚科・内科)
- 押さえ拭きと保護を続けても良くならない、くり返す(皮膚科)
- 目の痛み・充血・見えにくさがある(眼科)
- 鼻水・くしゃみが長く続く、片側だけの鼻水、黄色や緑色の鼻水、鼻血や顔の痛みがある(耳鼻咽喉科)
子どもの鼻の下が荒れて、かさぶたやジュクジュクがあるときは、市販品を使う前に小児科か皮膚科に相談してください。夜間や休日に受診を迷うときは、子どもなら「#8000(こども医療電話相談)」、おとなは実施地域なら「#7119」に相談できます(出典:総務省消防庁「救急安心センター事業(#7119)」)。#8000は全国共通の番号ですが、受付時間は都道府県によって異なります(出典:厚生労働省「子どもの症状は♯8000」)。
鼻の下のヒリヒリのよくある質問
Q. 鼻の下の皮がむけてきました。むいてもいいですか?
むかずにそのままにしましょう。無理にむくと、さらにヒリヒリしやすくなります。押さえ拭きと保護を続け、自然にはがれるのを待ちます。
Q. 保湿ティッシュを使えば、ワセリンはいりませんか?
保湿ティッシュは、荒れた皮膚を覆って守るものではありません。すでに赤くヒリヒリしているなら、押さえ拭きのあとワセリンなどで保護する組み合わせにしましょう。
まとめ:鼻の下のヒリヒリは「こすらない・覆って守る・鼻水の原因を調べる」
- 鼻のかみすぎで鼻の下が荒れるのは、ティッシュの摩擦と鼻水でぬれた状態が続くことが一因
- 鼻は片方ずつ、口を閉じてゆっくり小刻みにかむ。鼻の下はこすらず押さえて拭く
- 赤くなった部分は、水分を取ってからワセリンをうすく塗って保護し、こまめに塗り直す
- 黄色いかさぶた・ジュクジュクはとびひ、集まった小さな水ぶくれはヘルペスの可能性。皮膚科へ
- 鼻水が長引く、片側だけ・黄色や緑色の鼻水なら耳鼻咽喉科へ
まずは次に鼻をかむときから、片方ずつやさしくかみ、鼻の下はティッシュで軽く押さえるだけにしてみてください。
参考にした情報
- 世田谷区「鼻のかみ方で気をつけることは何でしょうか?」
- MSDマニュアル家庭版「接触皮膚炎」
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「とびひの予防はどうしたらよいですか?」
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「水疱性膿痂疹の症状はどのような状態ですか?」
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「痂皮性膿痂疹の皮膚症状はどのような状態ですか?」
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「とびひは子どもだけですか?おとなもなりますか?」
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「単純疱疹はどういう病気ですか?」
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「再発はどのようにして起こりますか?」
- 日本皮膚科学会「皮脂欠乏症診療の手引き2021」
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「単純疱疹の好発部位はありますか?」
- 日本眼科医会「角膜の病気」
- 埼玉県「鼻水やくしゃみが続きます。アレルギー性鼻炎かどうかは、どう調べますか?」
- PMDA「プロペト ピュアベールa」添付文書情報
- 王子ネピア「ネピア 鼻セレブ ティシュ」商品情報
- 総務省消防庁「救急安心センター事業(#7119)」
- 厚生労働省「子どもの症状は♯8000」
※この記事は一般的な情報をまとめたもので、効果には個人差があります。症状が気になる場合は医師にご相談ください。商品の価格や仕様は記事執筆時点(2026年10月)の情報です。医薬品は使用上の注意をよく読んでお使いください。
