人は様々な場面で汗をかきますが、運動した後やお風呂に入った後、その他にも服の脇などに白い結晶の汚れがついていたなど経験があるはず。
そのときに出る汗がしょっぱい、いわゆる塩が出る人もいるようですが、どのような原因があるのでしょうか。
ここでは汗に塩が含まれている原因や、その対策などを見ていきましょう。
汗の種類は2種類
汗にも様々なものがありますが、その中には良いものと悪いものがあります。
「良い汗」と「悪い汗」、それぞれを理解しておくことが大切です。
良い汗
まず良い汗ですが、この汗の特徴としては次のものがあります。
「汗の粒が比較的小さい」、「水みたいにサラサラしており乾燥が早い」、「ニオイがあまりしない」、「なめてみても塩の味がしない」などです。
一度自分の汗を調べてみて、これら事項に当てはまっていれば良い汗ということができます。
悪い汗
その一方で良くない汗、悪いものの特徴としては、「全体的にベタベタした感じがしている」、「乾きが悪く、たとえ乾いてもベタベタしている」、
「比較的その粒が大きい」、「ニオイがしてなめるとしょっぱい感じがする」などです。
このように汗には良いものと悪いものがありますので、自分がどちらに属するのか調べておくことをオススメします。
悪い汗の原因
自分の汗が良いものであればいいのですが、悪い汗に属する場合はその原因を特定する必要があります。
悪い汗というのはなめるとしょっぱい味がしますが、これは一緒に食塩が出ているからです。
食塩は健康のために欠かせない成分であり、それが水分と一緒に対外に放出されているからそのようなしょっぱい味を感じてしまいます。
このようにカラダに必要な塩分がミネラルなどと一緒に排出されるということは、健康を害していることが考えられます。
※しかし、運動時の汗は、平常時より塩分濃度が0.3%~0.9%変化すると言われており、誰でも汗はしょっぱく感じます。
また、特に暑くないのに出てくる汗も、皮膚表面の機能低下が原因とされています。
これらの悪い汗は太る汗、その反対に良い汗はやせる汗とも呼ばており、しょっぱいものなどの悪い汗が放出され続けてしまうと、体に支障をきたしてしまう可能性がありますので注意が必要です。
特に暑い夏場は汗をかくことが多いので、良いものにしておくことが大切です。
そのためには早めの対策が求められます。
汗の塩対策「自然な汗を心掛ける」
塩分が多いなど、体に悪い汗をかいている人は次の方法を試してみましょう。
自然な汗
昨今の夏場の気温上昇などと相まって、熱中症にかかる人が増えています。
そのため熱中症防止のために、家庭や職場など、様々な場所でのエアコンの利用が推奨されていますが、エアコンの使いすぎは悪い汗の原因にもなっています。
夏場に長時間エアコンを利用することで、汗をかいて体温を下げるという、人が本来見持つ体の機能が弱まっていき、普段使用する機能を使わなくなったせいで、汗の分泌腺が次第に鈍くなってきます。
そのためあのように、食塩も一緒に出てしまうのです。
暑い夏場のエアコンの使用は大切ですが、ときには外に出て自然な汗をかくことも大切です。
子供の中にも汗をかけない子が増えているようですので、日頃から注意しておきましょう。
汗腺の働きが活発になれば、徐々に良い汗が出てくるようになります。
汗の塩対策方法「お風呂の利用」
お風呂の利用は汗腺の働きを活発させる効果があります。良い汗を出すための入浴方法をご紹介します。
半身浴
汗の塩対策として効果的なのは、心臓より下の半身浴を行うことで、上半身からの発汗が気化熱と変化し上半身の汗腺に働きが活発になります。
全身浸かってしまうと、発汗する場所が顔だけになり、逆に体温が上昇して無駄な汗をかいてしまいます。
半身浴の適正温度は39度程度と言われており、その状態で10~15分程度お風呂に入ることで、自然な汗をかけるようになります。
手湯、足湯
手湯や足湯も汗塩対策として非常に有効です。
脳や心臓から離れている部位は、汗腺が衰えるのが早く、使わずにいると顔や頭、脇や背中など汗腺が集中している場所から補おうと発汗します。
発汗が偏ると、顔や頭、脇や背中の汗腺に負荷がかかって悪い汗になるという悪循環が生まれます。
汗腺が衰えやすいのは、両肘から、両膝から先なので、手湯や足湯を行うことで離れている部位の汗腺機能を高めることが出来ます。
手湯や足湯の適正温度は、半身浴の温度より高く、43度~44度程度のちょっと熱めのお湯に10~15分浸かることで汗腺が活発になります。
汗の塩対策「体の内側から改善」
時間の無い方や手間をかけるのがめんどくさい人に、飲むだけで体の内側から汗を改善するサプリメント(アセッパー)をご紹介します。
アセッパーは体の内側から体の機能をサポートし、血行をよくすることで全身の汗腺が活発になり汗の質を高めることが出来るサプリメントです。
全身の汗腺が活発になると、補っていた汗腺の負荷がなくなり結果として、汗から塩がでるのを防ぐようになります。
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汗には良いものと悪いものがあり、しょっぱいなど、塩が入ったものは悪いものに分類できます。
悪いものは体に支障をきたしている可能性がありますので、早めに対処することが大切です。
様々な方法がありますので、早速はじめてみましょう。