汗をかくと頭皮がかゆくてボリボリかいてしまう人も多いのではないのでしょうか?
今回はなぜ、汗をかくと頭皮にかゆみが生じるのかを解説していきます。
頭皮のかゆみは2種類ある
病的な原因
頭皮のかゆみの原因は主にシラミや水虫、アトピーなどの病的な原因でかゆくなる場合と、皮脂や雑菌、乾燥などによる皮膚のトラブルが原因になっている場合との二つがあります。
病的原因の場合は病院に行かなければいけませんが、そうでない場合は自分でケアすることが重要となってきます。
皮脂トラブル
皮脂トラブルによる頭皮のかゆみの主な原因としては「カラーやパーマなどによる頭皮へのダメージ」「シャンプーやコンディショナーなどの流しのこし」「皮脂」「雑菌」「乾燥」等があげられます。
カラーやパーマ等によるダメージや洗髪剤の洗い残し等はもちろん読んで字の如くですので自身で対策は容易にできますが、皮脂や雑菌といわれてもピンと来る方は少ないでしょう。
この皮脂や雑菌についてですが、主に自分の汗が原因であることが多いのです。
汗対策をしっかりとすることで頭皮のかゆみを防ぐことができるので最後まで読んで対策をしていきましょう。
頭皮のかゆみと汗との関係性
なぜ汗をかくと頭皮にかゆみが生じるのでしょうか?
日常生活において、いろいろな場面で人は汗をかきます。もちろん頭皮にも汗をかくのですが、その時脂質の多い生活やストレス等の要因により皮脂が過剰に分泌されてしまう場合があります。
過剰に分泌された皮脂は自身の汗と合わさって毛穴詰まりを起こしてしまい、毛穴から出るはずの老廃物を排出する働きの妨げとなります。
毛穴詰まりした皮脂は肌に刺激を与えてしまい、それが原因で炎症を起こし頭皮にかゆみが生じてしまいます。
また、老廃物がたまる一方ですのでその老廃物や皮脂を狙って雑菌が繁殖しやすくなってしまい、その雑菌のせいでこちらも肌に炎症を起こすので頭皮にかゆみが生じるようになります。
頭皮のかゆみを防ぐ汗対策
すぐにふき取る
汗をかいた場合はこまめに清潔なタオル等でふき取り、雑菌の繁殖を防ぐことです。
また、帽子等を長時間かぶっている等で頭が蒸れてしまう場合も雑菌が増える原因となりますので、帽子をかぶる際は涼しい場所では一旦脱いで外気にさらすなどして蒸れさせない工夫をしましょう。
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生活習慣に気をつける
次に皮脂を防ぐためにも、そもそもの食生活やストレス等の環境を変える努力をする必要があります。
バランスの悪い食生活や過度のストレスが過剰に皮脂を分泌させる原因となってますので、元を断つ必要があります。
特に野菜不足等によるビタミンの不足は肌を荒れやすくする原因にもなりますので絶対に避けましょう。
またストレスには生活習慣も含まれます。夜適切な時間に睡眠を取れないと肌はストレスを感じてしまうので、成長ホルモンが多く分泌される22時から2時くらいの間は必ず睡眠をとるよう心がけましょう。
もちろん精神的なストレスもホルモンバランスを乱し肌が荒れる原因となってしまいますので、ストレスをためないような生活を心がけましょう。
洗髪をする
汗をかいたままだと不潔な状態となって雑菌が繁殖してしまいますので必ず夜は洗髪をするように心がけてください。
洗髪の際はやさしくゆっくりと洗いましょう。
あまり強く洗いすぎると、せっかく炎症を抑えるために色々と行ってきたのに自分で炎症を作ってしまう原因となってしまいます。
やさしく洗った後はしっかりとすすぐことも忘れないようにしましょう。
シャンプーやコンディショナーが落ちたなと思ってからも意外と髪にはしっかりと残っている場合が多いですので、少し長めに感じる5分くらいはお湯ですすいだ方が良いです。
その後は、濡れたままにしておくとまた雑菌が繁殖しやすくなりますのでドライヤー等でしっかりと乾かします。
ただし、いくら気になるとはいえ1日に何回も洗髪を行うのは控えてください。
皮脂はありすぎも良くないですが、なさすぎもかえって乾燥を引き起こしてしまうので良くありません。