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「家族がワキガっぽい。一緒に暮らしていたら自分もうつる?」
「恋人の服を借りたら、自分の体からも同じニオイがする気がする…」
身近な人のニオイが気になると、「自分にもうつるのでは」と心配になりますよね。
先に結論をお伝えすると、ワキガは体質なので、人から人にうつることはありません。ただし、ニオイそのものが服や寝具、肌に「移る」ことはあります。「うつった」と感じる正体は、多くの場合このニオイ移りです。
この記事では、ワキガがうつらない理由と、うつったように感じる場面ごとの対処法、冬にニオイ移りが起こりやすい理由までわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- ワキガが人にうつらない理由
- 「うつった」と感じる4つの場面と、それぞれの対処法
- 服・寝具についたニオイの落とし方
- 家族やパートナーのニオイが気になるときの伝え方
ワキガはうつらない。その理由は「体質」だから
ワキガ(腋臭症)は、脇にある「アポクリン腺」という汗腺の数や働きによって起こる体質です。アポクリン腺から出た汗が、皮膚の常在菌に分解されることで、独特のニオイが生まれます(出典:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 汗の病気 Q5 腋臭症(ワキガ)はどんな病気ですか?」)。
アポクリン腺の数や働きは生まれつき決まっていて、ウイルスや細菌のように人から人に感染するものではありません。一緒に暮らしても、肌が触れても、同じ服を着ても、ワキガ体質がうつることはないのです。
一方で、ワキガ体質は遺伝しやすいと考えられています。親がワキガ体質だと、子どもも同じ体質を受け継ぎやすいと言われています(出典:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 汗の病気 Q5 腋臭症(ワキガ)はどんな病気ですか?」)。親子で同じようなニオイがするのは、「うつった」のではなく「体質が似ている」可能性があります。
「ワキガがうつった」と感じる4つの場面と対処法

| 場面 | 本当に起きていること | 対処法 |
|---|---|---|
| 服を借りた・洗濯物を一緒に洗った | 服の繊維に残ったニオイや皮脂が移っている | 分けて洗う、つけ置き洗い |
| 恋人・パートナーと密着した | 肌や服にニオイ成分や皮脂がついている | シャワーで洗い流す、服を着替える |
| 家族と同じ寝具・ソファを使っている | 寝具や布製品にニオイがしみ込んでいる | カバーをこまめに洗う、日光や乾燥機で乾かす |
| 家族と同じニオイがすると言われた | 遺伝で体質が似ている可能性 | セルフチェックをして、自分に合ったケアをする |

①服を借りた・一緒に洗濯した
ワキガの人が着た服には、汗に含まれる脂質やたんぱく質、ニオイの成分が残っていることがあります。それを着ると、自分の体温で温められてニオイが立ちのぼり、「自分の体から臭う」と感じてしまうのです。
一緒に洗濯した場合も、洗剤で落としきれなかった皮脂汚れがほかの服に移ることがあります。ニオイが気になるときは、脇の部分だけ予洗いする、40〜50℃くらいのお湯と酸素系漂白剤でつけ置きすると落ちやすくなります(洗濯表示の範囲で)。
②恋人・パートナーと密着した
ハグや一緒に寝るなど、肌と肌、服と服が長い時間触れていると、相手の汗や皮脂が自分の肌や服につきます。これがしばらく残るため、「ワキガがうつった」と感じることがあります。
この場合は、シャワーで洗い流したり服を着替えたりすれば、ニオイは気にならなくなるのが一般的です。体質そのものが変わったわけではないので、心配しすぎなくて大丈夫です。
③寝具・ソファ・車のシート
枕カバーやシーツ、ソファや車のシートなど、毎日体が触れる布製品にはニオイがしみ込みやすくなります。カバーは週に1〜2回を目安に洗い、洗えない物は風通しのよい場所で乾かしたり、布用の消臭スプレーを使ったりしましょう。
④家族と同じニオイがすると言われた
親子やきょうだいで同じようなニオイがする場合は、ニオイ移りではなく、遺伝で体質が似ている可能性があります。家族は同じニオイに慣れているので、お互いに気づきにくいのも特徴です。
子どものニオイが気になる場合は、こちらの記事で接し方を解説しています。
参考:子どもの脇汗が臭い原因は?ワキガかもと思ったときの親の対応
冬はニオイ移りが起こりやすい季節
意外かもしれませんが、冬はニオイ移りに気づきやすい季節です。
- ニット・コート・マフラーを毎日洗わない:ニオイが服にたまり、貸し借りや一緒にしまった服に移りやすくなります。
- 厚着と暖房で蒸れる:汗をかいていないつもりでも、服の中は湿っていて、ニオイがこもりがちです。
- 部屋干しが増える:乾くまで時間がかかり、生乾きのニオイと混ざることもあります。
- 窓を閉め切る:部屋の空気がこもり、布製品にニオイがしみ込みやすくなります。
冬はニットは数回着たら洗う、コートは着たあと風通しのよい場所に掛ける、部屋干しは扇風機や除湿機でできるだけ早く乾かすことを意識してみてください。
すそワキガもうつらない
デリケートゾーンにもアポクリン腺があり、ここからワキガと同じようなニオイがすることを「すそワキガ」と呼ぶことがあります(参考:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 汗の病気 Q5 腋臭症(ワキガ)はどんな病気ですか?」)。すそワキガも体質なので、性行為などで人にうつることはありません。
ただし、デリケートゾーンのニオイは、感染症など別の原因で起こることもあります。かゆみ、おりものの変化、痛みなどがある場合は、婦人科や泌尿器科に相談してください。
身近な人のニオイが気になるときの伝え方

家族やパートナーのニオイが気になっても、伝えるのは勇気がいりますよね。ワキガは本人が気づきにくい体質なので、相手のためにもやさしく伝えてあげることが大切です。
- 2人きりのときに、責める言い方ではなく「最近、汗のニオイ気にならない?」と切り出す
- 「こういうデオドラントがいいらしいよ」と、解決方法をセットで伝える
- 自分も気をつけていることを話して、「一緒にケアしよう」というスタンスにする
自分のニオイも気になる人は、早めのケアを
「うつったのではなく、自分もワキガ体質かも」と感じた人は、セルフチェックをしたうえで、毎日のケアを始めてみましょう。基本は、脇をやさしく洗って乾かすこと、そして殺菌成分の入った医薬部外品のデオドラントを使うことです。
たとえば、ソーシャルテックの「クリアネオ」は、殺菌成分と制汗成分を配合した医薬部外品の無香料クリームです。商品の特徴や、向いている人・向いていない人は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
皮膚科への相談を考えたい目安
- デオドラントを続けても、ニオイがとても気になる
- ニオイのことで、人付き合いや仕事がつらくなっている
- 脇やデリケートゾーンに、赤み・かゆみ・痛み・しこりがある
- 急にニオイが変わった、ほかの体調の変化もある
ワキガは皮膚科や形成外科で相談でき、症状によっては保険が使える治療もあります(参考:関西ろうさい病院「腋臭(わきが)」)。
ワキガがうつるかについてよくある質問
Q. ワキガの人が使ったタオルや体温計を使ってもうつりませんか?
ワキガ体質がうつることはありません。ただ、ニオイや皮脂が残っていることはあるので、タオルは共用しない、体温計は使う前後に拭くなど、衛生面で気をつけると安心です。
Q. ワキガの人と一緒に暮らしていると、だんだん自分もワキガになりますか?
なりません。ワキガ体質は生まれつきのものです。一緒に暮らしているうちに自分もニオイが気になってきた場合は、服や寝具のニオイ移りか、もともとの体質が年齢とともに目立ってきた可能性が考えられます。
Q. 脇汗が多いとワキガになりますか?
汗の量とワキガは別のものです。ただ、汗が多いとニオイが広がりやすくなるため、汗の対策もあわせて行うのがおすすめです。
まとめ:ワキガはうつらない。気になるのは「ニオイ移り」
- ワキガは生まれつきの体質なので、人から人にうつることはない
- 「うつった」と感じるのは、服・肌・寝具へのニオイ移りであることが多い
- 家族で同じニオイがするなら、遺伝で体質が似ている可能性も
- 冬はニットやコート、部屋干しでニオイ移りが起こりやすい
- 自分のニオイも気になるなら、セルフチェックと殺菌成分入りのデオドラントでケア
ワキガがうつる心配はありません。ニオイ移りは洗濯やお手入れで対策できるので、まずは気になる服や寝具から洗ってみてください。
参考にした情報
※この記事は一般的な情報をまとめたもので、効果には個人差があります。症状が気になる場合は医師にご相談ください。商品の仕様は記事執筆時点(2026年10月)の情報です。
